2009年3月27日金曜日

持続的な住環境:グリーンビルディング

太陽光発電などの自然(再生可能)エネルギーが先行している環境対策ですが、エネルギーはあくまでインフラで、エネルギー自体が欲しい訳ではなく、そのエネルギーを使って、生活したり、ものを作ったり、移動したりと、社会生活に必要な「サービス」が本当は欲しい訳です。そこの話までつながらないと、「エネルギー」と言っても、ピンと来ないはずなんですね。

そんな、エネルギーをどう使うか?どう生活に活かしていくか?という話で、もっとも密接で一番求められているのは、「グリーンな(持続可能な)住環境」ではないかと考えています。

いままでも、天然の木を使った家や、省エネハウス・ビルディング(エコビルディング)、おひさまの力をうまく使う「パッシブ・ソーラーハウス」など、いろいろな取り組みがされてきましたが、海外では「グリーンビルディング」という概念に集約され、LEEDという認証制度も確立して、急速に拡大してきています。

特に、このLEED認証が面白いのは、今まで家の価値というのは流動的なもので、しっかりとした指標がなかったと思うのですが、「どれだけ環境によいか?」というのをレベル分けして、レベルが高い認証を取った家は、再販価格が上昇する、なので、高いレベルを取れるように、始めにある程度の投資が可能、という良い循環になっていることです。

まだ、日本では、このLEEDを正式に採用しているハウスメーカー・デベロッパーの方の話は聞きませんが、今後、大きなトレンドになっていくと考えています。

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