2010年12月25日土曜日

サステナジー視点で見る太陽光パネルの選び方

みなさんが考える“良い”太陽光パネルとはいったいどういうものでしょうか?
それぞれの条件によって、色々あるでしょうが、
私たちが考える“良い太陽光パネル”の条件は以下の3つです。

・安い
・小さくても発電量が多い
・長期保証

まず、購入するものですから“安い”に越したことはありません。
そもそも太陽光発電は、太陽光を電気に換えるものですが、このエネルギー変換効率が優れている訳ではありません。購入には平均すると、少なくともおおよそ車一台分の費用がかかり、そう簡単に購入を決意できるものではありません。
さらに、いざ購入しても元を取るには15年以上運用しなければなりません。高い上に元を取るための期間が長いため、購入にはそれなりの覚悟が必要になってきます。なるべく早い段階で投資を回収し、その後の売電のもうけを懐に納める(環境にも、家計にも良!)ために“安さ”はとても重要な要素になります。

次に重要だと考えているのは、“小さくても発電量が多い”パネルです。
すぐにピンとくる方はあまり多くいらっしゃらないのではないでしょうか?
現在の固定価格買取制度を最大限活用しようとすると、なるべく多く発電した方がお得になるのはご説明するまでもありません。ですから当然小さくてもたくさん発電するパネルの方がよりお得になります。
ただそれだけではないのです。

もうひとつの大事なポイント、それは、多くの日本の家屋の屋根が小さい(特に東京)ということです。屋根が小さいということは、パネルを設置できる面積が小さくなりますし、パネルの設置面積が少なければ、発電量も少なくなってしまいます。発電量が少ないと、設置したくても結局採算が合わないので導入できないというユーザーさんに多く出会いました。(特に首都圏に多いです。)
小さくてもしっかり発電するパネルであれば、投資を回収することができるので、より多くの家庭に無理なく太陽光発電システムを導入することが可能になります。
現在の固定価格買取制度を最大限活用するためにも、少ない面積で発電量をできるだけ多くし売電量を増やすことは、パネルの安さと合わせてとても重要な要素なのです。
サステナジーではバーチャル設計ルームを利用し、ユーザーさんにパネルの設置やどのくらいで元が取れるかをシミュレーションしていただいています。それを元に、ユーザーさんの要望や特殊な屋根にも対応できる方法を調べ、メーカーの方と協力して、ユーザーさんにとって最適な施工方法、 設置可能最大数を提案しています。

そして、“安い”“小さくても発電量が多い”以上に太陽光パネルで鍵を握るのが、
“長期保証”です。
みなさんは10年で太陽光パネルの2割は壊れる」ことをご存知ですか?(参考:太陽光発電システムの不具合事例ファイル)
パネルの中でもシリコン部分のメンテナンスが特別必要ではありませんが、はんだ接合、パワコンなどは故障が起きやすい箇所です。日本のパネルメーカーの保証は、ほとんどどこでも10年です。つまり、せっかく安く買ったとしても、10年で保証が切れた後に故障が発見されると投資回収する以前に、修理などによる追加出費の可能性が出てきてしまいます。
その費用はすべてユーザーさんの自己負担です。

一方で海外製のパネル保証は25年と長期に渡っています。(システム保証はどちらも10年です。)投資回収が10数年以上かかる商品であることを考えると、この10年を越える保証期間の重要性にお気づきいただけると思います。
サステナジーでは、ユーザーさんにより長く安心して使っていただき、しっかりと元を取っていただくために、メーカー保証とは別に、独自で17年間の発電量保証をする03Solar Lifeというサービスを提供しています。毎月発電状況をチェックし、おかしいところがあればその都度メンテナンスします。もちろん追加費用は0円です。興味ある方はぜひご覧ください。(http://www.sustainergy.co.jp/Service_03SolarLife.html

最後に、“安い” “小さくても発電量が多い” “長期保証”
これら3点をふまえた図をお見せしたいと思います。

れは、「安く」「小さくても発電量が多い」太陽光パネルを表したものです。
縦軸にW(ワット)単価(コストパフォーマンス)、横軸に1m2当たりの公称最大出力(発電能力)を示したもので、右下にあるパネルほど、安く、小さくてもたくさん発電できるパネルです。
赤で示したメーカーのうちアドバンテック、昭和シェルは20年、その他の出力保証は25年です。また、塗りつぶしたものは海外メーカーです。
この図で新たな太陽光パネルの見方ができるのではないかと思います。
私たちは、みなさんの環境貢献への気持ちに応え、長く、安心して使える太陽光発電システムを導入していただきたいと考えています。みなさんが納得できるパネルを買うことがベストですが、

・安い
・小さくても発電量が多い
・長期保証

サステナジーサステナジー視点で見た太陽光パネルの選び方をご参考にしていただけると幸いです。

2010年9月1日水曜日

自然エネルギーなう!をスタートしました


自然エネルギーを楽しく、おかしく、面白くしていくtwitter連動サービス
自然エネルギーなう!

http://r-ene.com/
をスタートしました。
仕組みは簡単、twitterで自然エネルギー系の話をつぶやくと、新着ツイートに反映されます。さらに、ジオタグをつけてつぶやくと、マップ上にマッピングされます!

・いままで、自然エネルギーをやり始めようにも、情報がない!!
(どこで、だれが小水力発電やっているの??って分かりにくかったですよね)
・自分が自然エネルギーをやり始めても、だれも誉めてくれない!!
(補助金を駆使して設置したり、許可なんとか取って発電しても地域の人しか知らない)
・日本中で自然エネルギーが普及しているっぽいが、実感がない!!
(みんな始めるんだけど、電力会社からのお知らせとしか、にらめっこしてない)

こんな問題を、なんとか解決したい!
それがサステナジー×かっぺのコラボレーションで、「自然エネルギーなう!」を始めたきっかけです。

これから、みんなに、どんどん自然エネルギーのことをつぶやいてもらって、日本中にtweetを落としていきたい!って思っています。また、参加登録してもらえれば、地域別×エネルギー別×組織形態別に、みなさんの組織・アカウントを表示することができますので、ぜひぜひ、ご連絡ください → <参加登録> r-ene@sustainergy.co.jp まで!!

2010年8月31日火曜日

長野県大町の小水力発電ツアー行ってきました!

サステナジーでは、地域の自然/環境エネルギーの自給自足率を高めて、地域の活性化に一役買いたいと思っています。

日本の家庭は年間30〜50万円の光熱費(ガソリン代は除く)を支払っています。もちろん、大きなお家でクーラーを付けっぱなしであったり、寒冷地で暖房に電気や灯油をつかっている地域などは、この光熱費が高くなります。
この数十万という金額は、生活費の中では大きな比率を占めます。つまり、実は「衣食住」が生活費の大半ではなく、「エネルギー+衣食住」にお金が掛かっているのです。

さらに、いまのエネルギー・コストというのは、大半が、地域の中でそのお金が回るわけではなく、送電線や石油配送の流れを見れば分かるとおり、最後は発電所や精油所から、海外に出て行ってしまいます。つまり、この比率が大きくなればなるほど、日本という国は衰え、地域の経済も冷え込んでしまう、そんな構図なのです。
逆に、エネルギーコストをなるべくかけないようにして、地域内でまわるお金を増やす、つまり地域の木材を使って家を建てる、とか、地域の野菜を買って食卓に並べる、そういう流れになっていけば、日本も、地域の経済も栄えていくのです。


そのために重要なことは、
地域で生み出せるエネルギー源を開発する
ことです。

太陽光が強い地域であれば、太陽光発電・太陽熱給湯が使えますし、
木がいっぱいある地域であれば、薪やチップ・おがくずなどを使って暖房・給湯ができます。
そんな中、日本で相当の地域で使えるのが、この「水」です。

日本はけっして、水資源に豊富な国ではありません。
というのも、川は多く、雨も多いのですが、急峻で、使える水の量となると、他の国と比べ多いわけではないのです。
ですので、飲み水だけでなく、この水を農業や発電に使おうと思っても、大規模にすることは非常に難しいです。大規模にすると、大規模なダムが必要になりますが、日本には、そこまで大きな谷、多い水量がないため、非効率になってしまいます。
その代わりに、この「どこでも急峻」という地形を活かして、小規模な水力発電をすることは向いている国です。

と、くどくど説明する前に、昔から、日本には水車があったではありませんか!

効率的には、新しく開発されているタイプの発電機(これとか)の方がいいことは分かるのですが、水車の優雅さ、米とか蕎麦を脱穀する力としての利用価値などを考えると、「ぜひうちにも1台!」といいたくなってしまいますね。

見学の様子は、大町地元のNPO「地域づくり工房」さんのブログに載せていただきました。
http://npo.omachi.org/?p=3297
みなさんも、興味ある方は、ぜひ地域づくり工房さんに連絡してみてください。大町の自然とともに、いろんな水力発電所を見て回れますよ。

2010年8月9日月曜日

紫波町にて森林資源を有効利用するためのプロジェクトがスタートしました

サステナジーが岩手で共同設立した環境エネルギー普及の最初のプロジェクトがスタートしました。
岩手県紫波町の「森林バイオマス利活用具体化検討調査事業」という事業で、とても豊富な紫波町の森林資源を、持続可能な形で地域住民の皆さんとどうやって活用していくか、ということを調査・検討する事業です。

8/6(金)には36℃を越える暑さ(!)の中、間伐を行っている方や、林地残材の利活用を進めている方、林業行政の方等にお集まりいただき、第1回の会合がスタートしました。
第1回の会合では、皆さんのやっていらっしゃる活動や、先進事例の紹介、現状の問題点や検討会の方向性などが話し合われました。
第2回は先進地域の視察を行う予定ですので、またブログで紹介できれば、と思います。

先進事例の紹介をするサステナジー代表の山口

2010年7月23日金曜日

8月7日(土)のシンポジウムに登壇します。

8月7日(土)に信州大学経済学部主催で
「アジア太平洋地域の環境保護とクリーンエネルギー推進政策:新たな公共性にむけたイニシアティブ」
と題した国際シンポジウムが開催されます。

このシンポジウムにて、サステナジー代表の山口が
「クリーンエネルギー推進のための企業と地域のイニシアティブ」
というお題で、これまでの経験に基づいたお話しをします。

参加は無料ですので、お時間のある方は是非ご参加ください。

【開催概要】
日時:8月7日(土)14:00-17:30
場所:信州大学経済学部第一講義室
詳細は以下のWebサイト、又は以下のリーフレットをご覧ください。

2010年7月13日火曜日

太陽電池の健康診断


サステナジーの提供している、長期安心の太陽光発電サービス「ゼロサンソーラーライフ」
外からみれば、同じ太陽光発電のパネルですが、実は、裏には秘密が隠されています。

太陽光発電システムは、パッと見た目では、正常に発電しているか、発電量が低下しているか、判断することが難しい機器です。
これは、現場で判断するのはプロの目からも難しく、発電量が低下していることがパワコンの表示から分かっても、どのパネルが故障しているか、判断するのは困難です。

そこで、サステナジーでは、産業技術総合研究所さんで研究されているのと同じ方法、サーモラベル(不可逆性の温度ラベル)を太陽光パネルの裏面に貼り付け、異常をその場で判断できるようにしています。
もちろん、必要に応じ、高熱の部分を検知できるような機器も揃え、17年間、故障をがっちりと無料でサポートしています。

メンテナンスフリーと言われている太陽光発電、約一割が10年以内に交換されているという調査もあります。10年以上、しっかりと発電したい貴方、ぜひ、ゼロサンソーラーライフをご検討ください!

2010年6月29日火曜日

見世工務店のブログに「エコラボ」紹介してもらいました

このブログに東北大学大学院 環境科学研究科の「エコラボ」ことエコハウスの紹介をしましたところ、なんと、広島県呉市の見世工務店さんがブログに掲載してくれました!
見世工務店さんのブログ こちら


あ、一点だけ、みなさんに。
こちらは、太陽熱システムです。暖房・冷房に使っています。


で、こちらが太陽光発電システム。

この直流電流で、そのまま蓄電池に貯めています。
今回は、陸屋根で風の影響を受けにくく、発電量もあまり差がない 5度だけ南に立てる架台を使っていますね。

直接、大学の先生に聞くのは、、、という方も、ぜひサステナジー経由で質問ください。
答えられる範囲でお答えしますし、分からなかったら、大学の先生方にお尋ねしておきます。

2010年6月24日木曜日

東北大学エコハウス(エコラボ)オープニングセレモニー

東北大学大学院 環境科学研究科で進めていたエコハウスがいよいよ完成し、そのオープニングセレモニーに参加してきました。



日本全国でエコハウスがブームではありますが、東北大学の環境科学研究科で考えているエコハウスは、微弱電流を蓄電し、直流のまま使っていく、という、新しいコンセプトを実証する場として作られています。

また、環境科学研究科の特徴として、文系・理系を組み合わせた総合的な研究科となっており、ただ単に新しい電気エネルギーの設備を導入するだけでなく、ライフスタイルそのものを見つめ直し、地域の木材を使った心地よい環境、新しい生活を提案していく場を考えています。ですので、もちろん、技術的に優れた部分での「快適性能」に加えて、心理的な「快適空間」が作られています。



現在の太陽光発電を入れればOK?初期投資が早くに回収できればよい?夜間電力はたくさん使っても安いからオススメ?といった、「本当にエコなんですか??」と聞きたくなるような状況に対して、東北大学として一石を投じたことは、非常に意義があると思います。



プロジェクトリーダーの田路先生の説明を録画していますので、ぜひご覧下さい。(遠いですが、、、)





技術の詳細は、そのうち、こちらでNewsLetterが更新されると思いますが、それまでは、日経BP TechOn記事でご確認ください。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100623/183702/



その他、全体的な写真は、こちらをどうぞ。

20100622_東北大学大学院環境科学研究科エコラボ・エコハウス

2010年6月21日月曜日

補助金申請完了!ところでヒートポンプってなに?

本日は、新エネルギー導入促進協議会への補助金申請の最終日でした。
サステナジーでは、お手伝いをさせていただいた案件を含め、合計5件の申請を行っています。
種類は、これまでにやった太陽光発電、太陽熱温水器に加え、排湯ヒートポンプが加わっています。
新しい挑戦ですね。

ヒートポンプとは電気の力を使って、冷媒となるガスを圧縮・膨張させることにより、熱(ヒート)をポンプする(汲み上げる)技術です。圧縮することで、ガスが気体から液体に変わり、熱を放出します。逆に膨張させることで、液体から気体に変わり、熱を吸収します。
原理としては、夏に打ち水をすることによって涼しくなる(またはその逆)のと同じです。

ヒートポンプ技術はクーラーやエコキュートなどにも使われていますが、これらは空気を熱源とするヒートポンプです。
一方、今回申請した排湯ヒートポンプは、空気よりも熱をたくさん持つことができる(比熱の大きい)水を熱源としています。
少ないお湯(25℃程度のぬるま湯)から多くの熱を取り出すことができるので、空気と比べて効率が良いのが特徴です。
使用する排湯は、これまで使い道が無くて捨てられていたものですから、タダで使える資源です。
元がマグマによって暖められた温水なので、そこから取り出す熱も再生可能エネルギー(グリーン熱)ですね。

というのは、今回一緒にヒートポンプ事業を行うアトム環境工学さんからの受け売り講座でした(笑)。
補助金申請の結果が出たら、またご紹介しますね。

2010年6月14日月曜日

木質ペレット推進協議会@新潟 行ってきました

twitter上で「木質ペレット好きの集まりがありますよ〜」という連絡を受け、2010/06/11 新潟まで行ってきました。


そこには、日本各地からのペレット好きが集まっており、大会議室が立ち見になってしまうほどの盛況ぶりでした。
セミナーの内容としては、
・日本には山のように(まさに山からですが。。。)木質バイオマスの資源が眠っている(というか切り捨てられている)現状
・海外先進国では、すでに木質バイオマスの利用が増加している
・今後の石油枯渇・世界での取り合いなどを考えると、今から、暖房を主として、冷房、発電などにも活用して行かないといけない
といったことが印象に残っています。

また、森林資源は、エネルギー利用としての歴史の方が長く、建材用の木材として利用し始めた歴史が浅いこと、などは目から鱗が落ちる思いでした。さらに、森林セラピーなどの心理的な影響であったり、キノコや木の実、山菜などの食糧源としての利用価値、なども整理立てて説明を聞くことができました。
(森林でのecoコンとか間伐をやっている自分には、このシュータを利用した、木材搬出が衝撃的でした。)



その後、外に出て、さまざまなペレットボイラーと共に、移動式ペレットプラントの実演が行われていました。
私はWPPCの方にお願いして、ちゃっかりと、われらが応援している木質ペレットBBQグリル「kizuna」の実演を行いました。今回、集まっていた方が、主に林業やペレット生産者、または行政などのペレット機器導入検討している方だったように見受けられたので、私たちのような「ペレットで遊ぼう!」関係に興味を持ってくれる方は多くはなかったのですが、それでもとある地域の行政の方などは、このようなグリルから身近に使ってもらい、さらにボイラー・ストーブに展開できますね、といった話をしてくれました。まさにその通りだと思っています。


まだまだ、この業界、立ち上がったばかりで、「そもそも、木質ペレットって何!?」という方が大半だと思います。
まずは、日本全国で行われているBBQを通して、海外のマングローブを焼いた炭ではなく、日本の山の間伐材を利用したペレットを、みなさんに知ってもらいたいなぁ〜と考えています。
いつでも出張実演いたしますので、BBQがある際には、ぜひお呼び下さい。

2010年6月4日金曜日

環境エネルギーで新会社設立しました(続報)




日経新聞にも掲載していただきました。
岩手県で自然エネルギーのムーブメントを巻き起こします!

2010年6月3日木曜日

環境エネルギーで新会社設立しました


・岩手日報 こちら
・日経新聞 こちら

盛岡信金、小泉不動産鑑定事務所、アトム環境工学およびサステナジーにて、環境エネルギーを普及していく新会社を設立いたしました。
主な事業は、太陽熱・太陽光、ヒートポンプ、バイオマスなどの自然エネルギーの導入ほか、断熱などの省エネルギーソリューションとなります。
詳細は追ってホームページ・ブログに掲載いたしますので、ぜひ、チェックをお願いします。

2010年5月28日金曜日

お手軽・真空管式太陽熱始めます!

太陽熱を使ってお湯を作る!

沸騰直前の太陽熱ソーラーシステムに、始めやすいスタートキットのラインナップを加えました。
20100526_サステナジー太陽熱カタログv6

真空管式太陽光集熱管は、冬でもまわりの低い気温の影響を受けにくいので発熱効率が高く、不凍液を循環させるため凍結や集熱管内へのミネラル分の付着などの悪影響が出ません。
そのかわり、いままでは価格が高く、始めにくいことが問題でした。
今回、スタートキットとして、
49.8万円

におさえました。
ラインナップに入れているコレクター、ポンプ、タンク、他接続パーツは、どれも本格的なシステムに利用されるものと同じですが、サイズだけ小さくしています。また、お宅の状況によって異なる架台やパーツは除いています。(屋根の上に乗せる場合は、屋根用の設置機材などが別途必要となります)

 もし、利用してみて「これは良い!」と感じてもらった後には、コレクターの本数を増やしたり、タンクを大きなものに交換することもできます。(もちろん、実費が掛かってしまいますが) ポンプや他接続パーツは、そのまま使えます。

工事は、もし、ご自分でされるのであれば、設置マニュアルを差し上げますので、それを見ながらDIYで試してみてください。サステナジーで行う場合は、お宅にもよりますが、おおむね9万円ぐらいになります(不凍液を入れる部分と、漏れないように配管を接続するところが、ちょっと難しいです)。

ご興味ある方は、すでに設置している家庭を見学させていただくこともできますので、ぜひメールをいただけるようお願いします。
solar@sustainergy.co.jp

ぜひ、みんなで、沸騰直前の太陽熱システムを、この日本に普及させていきましょう!!

2010年5月19日水曜日

”眠れる巨人” 太陽熱温水器が沸騰寸前


給湯器を考えるときに、一番「エコ」な環境イメージがあるものは?

こんなアンケート結果が、今月の日経エコロジー6月号(p42)に掲載されています。
第1位は、太陽熱温水器
2位のエコキュート、他エコジョーズ、エネファーム、エコウィルなどをおさえ、堂々の1位です。

記事にも書かれていますが、「自然エネルギーを活用できる」「CO2を削減できる」等で、太陽熱温水器が非常に高評価を得ていることが分かります。

「自然エネルギーを活用できる」
太陽熱温水器だけが太陽の力を利用することができます。
 太陽熱温水器:
太陽光

 エコキュート:(グリーンで無い火力・原子力発電の電気も含めた)電気
 エコジョーズ:ガス
 エネファーム:ガス
 エコウィル :ガス
 エコフィール:石油

「CO2を削減できる」(=電気・ガス・石油の利用を削減できる)
太陽熱温水器は非常に効果的にCO2を削減できます。
 太陽熱温水器(真空二重管式):
約90%削減

 エコキュート:約30%削減
 エコジョーズ:約15%削減
 エネファーム:約40%削減
 エコウィル :約30%削減
 エコフィール:約15%削減

電気やガス、石油を高効率に使おうとするエコXX・エネxxと、そもそも、太陽の光線を活用してしまう太陽熱ソーラーシステム、大きな違いがあるのは、当然と言えば当然なのですが。。

われわれ、サステナジーでも太陽熱温水器、力を入れています。
まだ戦略商品はいれておりませんが、カタログ最新版つくりましたので、ぜひ、ご覧下さい。
20100519_サステナジー太陽熱カタログv6-1

2010年4月12日月曜日

真空管式太陽熱が、千葉市の環境学習ハンドブックに掲載されました


千葉市
でサステナジーが導入した最新鋭:真空管式太陽熱システムが、千葉市の中学生向けの『環境学習ハンドブック '10〜'12』に掲載されました。
古いバージョンは、こちら→http://www.city.chiba.jp/env/edu/index.html

これからの時代をつくっていく、中学生のみんな(1万部)が勉強する資料の「新しいエネルギー」ページに載せて頂けたことは、とても嬉しいことです。まだまだ、古い世代は化石燃料やウランを利用する社会から脱せられないですが、きっと、10年20年後、「なんで前の世代は、あんな危ない燃料をつかっていたんだろうね?」と彼らに言ってもらえるのを、とても楽しみにしています。

そんな、まだまだ小さい一歩ですが、どの道も、まずは一人の一歩からスタートです。
ぜひ、そんな仲間に、みなさんもご参加下さい。

2010年4月10日土曜日

オルタナで電動原チャ(電チャ)の充電ができることになりました!


とっても嬉しいお知らせです。

環境とCSRと志のビジネス情報誌「オルタナ」
森摂編集長の粋なはからいで、なんと東京の真ん中、表参道で電チャの充電ができることになりました!!(パチパチ)
※電チャ(100% 電気で走るスクーターです)に関しては、こちら

この電チャ、走りもスタイルも、ご覧のように、まったく問題ないのですが、唯一、ネックだったのが、走行距離でした。
メーカーの公称走行距離(1回の充電あたり)は60kmなのですが、実際、東京を走ると、意外に山あり谷あり、急加速減速有りで、安全を考えると40kmぐらいなのです。
東京近郊で、環七の内側に住んでいれば、山手線内に行って、お家に帰るのが、丁度、できるぐらい。
ですので、もし、ちょっと二、三カ所を廻ってしまうと、たいがいOUT!!になってしまう感覚でした。

 そこで、1カ所でも山手線内で充電場所があったら嬉しいなぁ、と常に思い続けていたのですが、それを「オルタナ」さんが第一号を引き受けていただけました。本当に、ユーザーの身としては、大変感謝感激です。

正確にテストはしていませんが、およそ1〜2時間充電すれば、20km以上走行できます。
これで、お仕事に行った後に、ちょっと環境イベントに参加して、カフェanoに寄って、お腹も電チャも充電して、お帰り下さい。
もちろん、お店のご厚意でお願いしているサービスですので、5円程度の電気代とはいえ、ランチ・カフェ+お土産のパンとかとか、オーダーをお願いしますね!
http://www.checkczech.jp/cafeano/
■カフェano

より大きな地図で Tokyo電チャ充電ポイントMAP を表示

スマートシティ実現に向けて動いています

サステナジーでは、スマートシティ、つまりは、スマートグリッドが普及している地域づくりに向かって、活動を続けています。

現在進行中の国内スマートシティ計画としては、以下のプロジェクトが有名です。
青森のプラチナシティ計画
柏の葉キャンパスでのスマートシティプロジェクト
京都府けいはんな学研都市でのナノ・グリッド実験
(何かしらのところでサステナジーは絡んでorウォッチしつつ動いています)

とはいえ、どうもスマートシティやスマートグリッドというと、予算や投資金額が数十〜千億円の話が聞こえてくるのですが、
そんな金額は必要無い
と考えています。
すでに高品質な電力網が整備されている日本では、欧米や中国・韓国など「電力網をスマートにしないと老朽化で停電しちゃう」とか、「スマートメーターを使わないと検針できないから請求ができない」なんていう必要はありません。
かわりに、すでに一段高い位置にいる日本が、それこそスマートシティにして、スマート&スピーディにできることは、
太陽光発電などの再生可能エネルギーを100%にしていく
ことです。
そして、
CO2大幅削減を実現して、国外に大きなお金が流れていくのを阻止する

これだ!!!と考えています。

この目標のためには、なにも数億も掛けず、今の太陽光発電への補助金継続にあわせれば、サステナジーも応援している電力融通型のスマートグリッドであれば、1軒あたり100万円も掛からない金額で、実現できると考えています。
(太陽光発電のシステムは、家庭の出費として、国のお金はこれ以上使わない想定です)
スマートグリッド 基礎と実践 :サステナジーの戦略
サステナジーでは、この春から、スマートメーターの設置を開始し、それとあわせ、発電量の予測と、電力融通量の計算のデータベースの整備を開始します。

無駄に四方八方、税金が使われてしまう前に、みんなで太陽光発電+スマートメーター設置を行って、ローコストなスマートシティを作っていきましょう!!

2010年4月6日火曜日

太陽熱温水システムのパンフレット”The Solar Collecters”をアップしました

家庭の省エネ、というと皆さんが真っ先に思い浮かべるのは「冷房・エアコン」ではないでしょうか?

でも、実は家庭で使っているエネルギーの内、冷房は全体の3%に過ぎません。

最も大きな割合を占める(自家用車を除く)のが給湯で、全体の30%を占めます。暖房と合わせると50%以上となります。

給湯と暖房は「熱」を必要とします。

「電気」もそうですが、「熱」が私たちの生活に与えてくれている恩恵はとても大きいのです。

この私たちが使う「熱」を自然の力で生み出す有効な手段が、太陽熱温水システムです。


サステナジーでは「ユーザーの懐が痛まない」=「修理費用も含めてちゃんと収支トントン以上になる」ことを目安に事業を展開してきました。

今は太陽光発電システムをオススメしていますが、これからは太陽熱温水システムにも力を入れていきたいと思っています。

太陽熱温水システムは、これまでに社会福祉法人千葉光の村授産園さまでご利用いただいていましたが、今後は個人の方にももっと知っていただきたい、と思いパンフレットを作成しました。


太陽熱温水システムのパンフレット”The Solar Collecters”


ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

solar@sustainergy.co.jp



(参考)2009年エネルギー白書

2010年3月26日金曜日

スマートグリッドオフ会中継の予告

サステナジー社では、来る3/29(月)にスマートグリッド・オフ会を開催します。

■日時:2010年3月29日(月) 19時〜
■場所:Ustream Sustainergy Channel →ここ

☆当日の会場は、会場の大きさの関係上、元アクセンチュアOBメンバー&ITmediaさんのスマートグリッド有志だけとさせていただきます。
 
 が、当日のセッションは、UstreamでLive放送しますので、みなさん、ぜひ視聴してもらえると、とってもうれしいです。

■内容
今回は、GEさんのご協力も得て、今春にサステナジー社で提供する予定のスマートメーターによる太陽光発電マネージメントシステムのデモ(&計画発表)も、本邦初公開でやってしまいます。

「スマートグリッドって騒がれているけど、何?」
「スマートメーターって、どんな機能があるの?」
「太陽光発電とスマートメーター組み合わせると、面白いことできるの?」
などなど、ここだけでしか見れない・聞けない話を盛りだくさんでやりますので、お楽しみに!!

チャンネルは、Ustream Sustainergy Channelです
http://www.ustream.tv/channel/sustainergy
ライブ&録画もやりますので、ぜひぜひ、参加出来ない方もお楽しみ下さい。

2010年3月8日月曜日

太陽光の環境価値:国内クレジットとグリーン電力

サステナジーでは、太陽光発電システムを設置して、CO2の排出量削減に寄与した分を環境価値として認めてもらう活動を続けています。

現在、この仕組みには、経済産業省が所管する「国内クレジット制度」と、環境省が所管する「グリーン電力証書制度」の二つがあります。先に立ち上がった仕組みが、「グリーン電力証書制度」だったため、サステナジーでは、こちらの制度への対応をすすめ、現在では、サステナジーが太陽光発電システムを設置させていただいた家庭の方々すべてで、このグリーン電力証書を発行できるようにしています。

しかし、グリーン電力証書を発行するためには、「計量法で認められた測定器(=電力会社が使用するような電力計)」が必要となり、残念なことに、海外のメーカーが作っている最先端のスマートメーターは使用することが出来ません。また、この計量法に対応するために、電力計はJEMIC:日本電気計器検定所に数年に一度、検定に出さないといけません。(こちら) このため、電力計を設置しても、期限が切れて交換、さらに海外のようにソケット式で取り替えができないので、毎回、電気工事士による工事が入ってしまう、という、高コスト体制になってしまっています。代わりに、電力計は封印がされていますので、測定値を改ざんすることはできません。

そこで、企業(ミサワホームなど)が取り組み始めているのが、「国内クレジット制度」による環境価値を認証する仕組みです。自家消費量(自宅で消費した電力部分)を環境価値として認定する、という仕組みは同じで、こちらは企業が「バンドリング」という形で、家の方々が「生み出す」環境価値を取りまとめて、国内クレジット認証委員会にクレジットの認証をお願いする流れになります。
グリーン電力証書と違う点は、メリットとして、上記のような、計量法対応の電力計が必要無いため、初期のコスト負担が少ないので、みんなで始めやすい点。逆にデメリットとして、国内クレジットでは、CO2削減量に換算してしまうため、CERなどのCO2削減クレジットと同じ価格帯になってしまい、グリーン電力証書のように、電力量のまま流通するのに比べて、1/10の小売価格になってしまう点があります。
また、パワコンの発電量表示器を読み取って、自家消費量を認めていますので、海外製の計測表示精度の低いパワコンを使ったり、悪意を持ってパワコンのコンピューターをいじってしまうと、不正ができてしまうことが危惧されています。


一番良いことは、国内クレジットとグリーン電力証書の二つが、早く一つの制度に統合されることですが、なかなか省庁の壁が高いのか、統合されないのが現状です。

サステナジーとしては、国内クレジットの「甘い精度」とグリーン電力証書の「厳しすぎる精度」の間を取って、
「海外で認められている電力計/スマートメーターであれば、日本でも環境価値認証に使ってよい」
としてもらえるだけでも、環境証書だけでなく、今後のスマートグリッドのための投資につながっていくので良いと思っています。
(どちらの制度も、現時点ではシステムによる自動集計ではなく、人に頼って写真・報告をしてもらっているので、間で改ざんできてしまいます。早く、スマートメーターによる自動計測を義務化したほうが、ずっと精度が高くなるのですが。。。)

みなさん、どうお思いでしょうか?ご意見、ご感想、ぜひ、ブログに書き込みor comment@sustainergy.co.jp まで頂けると嬉しいです。

2010年3月2日火曜日

飯田市に続き横浜市も「ゼロ円太陽光」開始?

2月26日の東京新聞の記事です。
「太陽光パネル リースへ準備 個人住宅に月1万8000円で10年」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100226/CK2010022602000074.html

いよいよ、日本の太陽光発電の先進都市、長野県飯田市だけではなく、都市圏・横浜でも「初期費用ゼロ円」モデルの検討が始まりました。
記事にもありますように、太陽光発電を続けていくためには、通常は「維持費」が発生します。これは、車の車検や修理・点検と同じようなイメージですね。毎日、普通に走っているんだけれど、時々変な音がしてきたり、加速が悪くなったり、最悪、途中で止まっちゃう、といったことが、太陽光でも、徐々に発電量が悪くなったり、最悪、ぴたっと発電がとまったりします。

このようなメンテナンス、車好きな人には楽しい作業ですが、普通にツールとして車を乗りたい人にとっては、めんどくさいなぁと思うのが普通かと思います。(自分も学生時代は車をいじるのが好きでしたが、社会人になってから、そうなっちゃいましたね)
そんなとき、やっぱり「レンタカー」や「自動車リース」って便利だと思うんですよね。
また、今は、リース期間満了したら、安く購入させてもらえる制度など整って、買い切りとリースとの境が少なくなってきています。

同じように、私たちも太陽光のリースは「気軽に太陽光発電を初めてもらう」ためにも、重要だと思っています。
このように、自治体や地域の事業者が協力して、環境のために歩み始めるっていうのは、すばらしいことだと思いますし、さらに、ここにITの要素を追加して、スマートメーターで運転状況をリアルモニターする仕組みなどが整っていけば、サービスレベルの向上にもつながっていきますよね。

私たちサステナジーでも、すでに毎月の運転状況チェックは開始していますが、さらにスマートメーター&スマートグリッドの実証を、この春から開始し、なるべく早い段階で、一般の方々にも初期費用の掛からない形で提供していきたいと思っています。ご期待下さい!

2010年2月14日日曜日

『生グリーン電力』と「グリーン電力証書」

サステナジー(株)では、この春から、太陽光・太陽熱からのグリーン電力の販売を始めます。
太陽光発電は、社会での認知度も非常に高く、日本のエネルギー・セキュリティ戦略の要とも言えますが、グリーン電力証書となると、非常に市場での流通量が少ない発電施設となっています。

これは、風車やバイオマスに比べ、太陽光発電の発電コストが高く、大規模な発電所が作られなかった(作られたとしても、グリーン電力として流通しなかった)こともありますが、それ以上に、現在の住居に設置されている太陽光発電システムは、小規模分散のため、グリーン電力を収集するコストが高くなってしまい、参入する業者が少なかったことが原因です。


とはいえ、太陽光のイメージは非常に強く、北海道や東北の風車や、九州のバイオマス発電では、なかなか都心の消費者に発電イメージを伝えることが難しい反面、

『東京23区の太陽光発電で作られたグリーン電力!!』
『この横浜周辺のお宅への太陽光発電設置を応援している、グリーン電力証書です』

という太陽光だけの「顔の見える」メッセージは伝わりやすいもので、グリーン電力としての利用の可能性(イベントや商品への添付など)も広がりますね。

東京都の「温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度」(キャップ&トレードの義務化)がいよいよ、この4月から始まりますが、
×守りの対応:義務分を買うだけで、コストとして計上... ではなく、
○攻めの対応:買った分をマーケティングに使って、プロフィットにつなげる! ことが
経営として重要なポイントだと考えています。

アメリカでは、すでに、グリーンパワーパートナーシップとして、大企業は当然のように
1.グリーン電力を購入する 
2.グリーンエネルギー証書を購入する 
3.自らが発電する
のどれかの選択を行っていますので、ご参考ください。
http://www.epa.gov/greenpower/toplists/top50.htm

また、通称『生グリーン電力』『生グリーンエネルギー』と呼ばれている、オンサイトでの自然エネルギーの発電・熱供給の提案・設計・設置・認証も行っております。
石油換算で行われるキャップ&トレードを考慮すれば、発電効率が悪い太陽光システムよりも、発熱効率の良い太陽熱システムのほうが、安価に導入し、証書価値を生み出すことが可能です。
暖房や冷房、給湯などで、多くのエネルギーを利用している事業所の方は、ぜひ、こちらもご検討ください。

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グリーン電力証書および生グリーン電力に関するお問い合わせは、 greenpower@sustainergy.co.jp グリーン電力担当 まで

2010年2月13日土曜日

神奈川県「太陽光発電の明日を考えるシンポジウム」終了

神奈川県の地球温暖化防止活動推進センター主催の「太陽光発電の明日を考えるシンポジウム」でお話をさせていただきました。

基調講演は産総研の加藤先生。太陽光発電システムの保守・管理について研究されている先生です。時間が短かったため、実は面白い「太陽光の影と発電の関係」や、故障事例とその調査の仕方などはご説明できなかったため、「ぜひ第2回を開催してください」という主催者へのお願いとなりました。
第2部の各事業者からの説明は、見積工場の菱田さんの話から始まり、ラウルの江田さんの話まで、7分という限られた時間の中で、みなさんがそれぞれのスタンスでお話をされていました。

サステナジーの部分、ちょっとプレゼンのリモコンの機器が悪く、お聞き苦しい部分もありますが、YouTubeに載せましたので、ぜひ!(ピントがずっとずれていますね。すいません)



第3部は、パネルディスカッション
こちらも編集できましたら、YouTubeに載せたいと思いますが、これから太陽光を設置される方々への考慮ポイントや、メーカーのサイトには掲載されていない情報を、会場の皆様と共有出来て、非常に良い時間でした。

これからも、このような太陽光発電で、持続可能な社会をつくっていくためのセミナーやシンポジウムに参加させてもらいながら、一人でも多くの方々とお話をできればと思っています。

本日、雪も降る天気の中、シンポジウムにお越し頂いた方々には、本当に感謝しております。
ありがとうございました。

2010年2月11日木曜日

地域づくりに役立つ自然エネルギー


日本は、元気な地域から作り変えられていく!

この頃、日本中をまわっていて感じることです。特に、2010年に入ってから顕著ですね。
もともと、食糧や水、木材が豊富な地域は、生活するために必要なものがそろっているので、地域から都市部や外国に流出するモノを抑えて、地域内のモノと、入ってくるモノを少し増やせば、楽しい生活が暮らせるはずなのですが、現実は、税金をはじめ、外のモノを買って来たり、電気やガスなどインフラの使用料で、たくさん外に出て行ってしまっています。

海外では、太陽光をはじめ、風車や小水力発電などは、Renewable energy(再生可能なエネルギー)と言っていますが、個人的には、日本的な「自然エネルギー」という呼び方が好きです。
というのも、日本での自然の概念は、山や川、海、森など、自分たち人間を凌駕した存在の象徴で、そこには畏敬の気持ち、簡単にいえば、ずっと大切に守り続けないといけないモノという意識があると思っています。
そのような存在がたくさん残っているのが、地域であって(それも、経済成長から取り残された地域がより強い)、そんな地域の太陽や、水、森の力を少しだけ分けて頂いて、エネルギーに変える技術が、自然エネルギーだと思うんですね。


いま、本当に多くの地域で、エネルギーの地産地消に向けた検討や取組が始まって来ています。でも、どうしても、技術やお金、仕組みの問題が解決できなくて、止まってしまっている地域も少なく無いようです。また、任意団体でやNPOで検討は進めて来たものの、いざ動き出そうとする時に、事業を運営する組織、会社の作り方が分からず、時間がかかってしまうこともあるようです。(せっかく、自然エネルギーには、多くの補助金を利用できるタイミングなのですが、、)

私たちは、そんな地域の方々に向けて、最新の太陽光の情報をお伝えしたり、お金を回す仕組みとして、ファンドの話を説明させてもらったり、積極的にやっていきたいと思っています。(もちろん、情報はいくらでも無償で提供しますよ〜!)

もし、地域づくりのエネルギーの問題でお悩みであれば、一度、ご連絡ください
ask@sustainergy.co.jp 地域づくり担当 まで。

2010年2月3日水曜日

太陽光発電システム電力の買取制度

昨年11月から施行された日本版FITは、余剰電力、つまり太陽光パネルで発電した電力から家で使った電力を差し引いて余った分をkWh当たり買電の倍額である48円で電力会社が買取るというものです。

現在、政府ではこの買取制度を余剰部分だけではなく、全量買取にしようという検討を進めているようですが、いくつか他のオプションも含めてよりユーザーメリットの多い買取制度にしていただきたいと思います。

買取制度に関して、現在の条件は、パラメーターが3つあり、それぞれをよりユーザーに有利な方に変更する検討をしていただきたいと思います。
例えば、

1.買取対象:余剰電力 → 全量
2.買取期間:10年    → 15年以上
3.買取価格:48円/kWh → 72円?

などが考えられますが、この中で全量買取は、余剰分を買取るよりもユーザーの省エネインセンティブが下がる、
(エネしようがしまいがユーザーの収支に影響ないため)またメーターの交換が必要になり、
既設の約46万件に影響があるなどの理由で進みに行くと思います

むしろ、全国で市区町村でやっている補助金制度などのバラツキも考えると、住んでいるところによって
太陽光パネルがつきやすい、つきにくなどをなくすように国で一元管理した制度を早く整えることが重要であり、
そのためには、買取期間と延長と買取価格のアップした新FITをなるべく早く検討していただきたいと思います。

2010年2月2日火曜日

スマートグリッドの準備を始めます!

経済産業省でスマート・グリッドの国際標準化を目指して研究会が動き出しているようですが、サステナジー株式会社では、その先駆となるべくスマートメーターの設置を開始します。
経産省の国際標準化ロードマップ:http://www.meti.go.jp/press/20100128003/20100128003.html

経産省が提示している26のアイテムの中でも重要となっている
・太陽光発電システム(ゼロサンソーラーライフ)
・電気モビリティ(電チャ:電動スクーター)
は既に、サステナジーで提供していますので、
それに加えて、
・スマートメーター
および
・スマートメーター管理システム
の設置検討・開発を進めています。

早ければ、2010年の上半期にも、太陽光発電を設置されている一般の方々へサービスを開始したいと考えています。
もちろん、スタート時には、電力融通ができるような
「すごいスマートグリッド」ではなく、
太陽光の発電量と電力消費量の遠隔監視(+ちょっとアドバイス)の
「スモールなスマーターグリッド」程度ではありますが、みんなが、少しずつ動き始めることが大事だと考えています。

ご興味がある方&すでに太陽光設置されていて、スマートメーターを設置してみたい!というご家庭の方は、ぜひ、ご連絡ください。(初期5万円+月500円程度の参加料になる予定です) → ask@sustainergy.co.jp

2010年2月1日月曜日

千葉市で太陽光発電システムの設置工事をしました!

はじめまして!
初投稿になります、サステナジーの中尾です。
よろしくお願いいたします!

さて、タイトルにある通り、先日、千葉市で太陽光発電システムの設置工事を行いました。
この千葉市のお家の工事では、ユーザーさんのメリットを最大にするために、サステナジーの「こだわり」をもって設計を行いました。
この「こだわり設計」についてご紹介します。

太陽光発電を設置する時、ユーザーさんのメリットを最大化するためには、できるだけ多くの太陽光発電パネルを設置する必要があります。
しかし、単純に多く設置すれば良い、というわけではありません。風圧や屋根の強度などを見て、ちゃんと設計する必要があります。
特に気をつけなければならないのが風圧です。
風圧の設計がちゃんとできていないと、40年に1度などの大風・台風の際に太陽光発電パネルが吹っ飛んで、周辺に大災害を起こす危険性だってあるのです。

今回の工事では、風圧に対する充分な安全を確保した上で、できるだけ多くの太陽光発電パネルを設置するため、こんな工夫をしています。
これを見て「なるほど」と思われる方は相当な太陽光発電マニアだと思います(笑)

この太陽光発電パネルは、1枚のパネルを2本の桟(写真の中のシルバーの棒のことです)で固定する型式なのですが、この写真では風圧の影響を強く受ける部分に桟を1本追加しています。
(風圧の影響の計算には、平成12年5月31日に建設省から出された告示第1458号内の「屋根ふき材に対するピーク風力係数」とメーカーさんから頂いた試験データを元にしています)
この追加した桟によって、太陽光発電パネルと屋根との結びつきが強化され、40年に1度などの大風・台風に見舞われたとしても充分な安全性を確保することができるのです。


先ほどの写真の上に太陽光発電パネルを載せるとこうなります

私たちサステナジーが、設計にどれだけのこだわりを持っているか、以下のページで詳しくご紹介しています。
なお、このエントリの執筆時は、まだ図表等が無くて読みづらいのですが、今後どんどんアップデートしていきますので、ご期待ください!

2010年1月30日土曜日

太陽熱ソリューション 開発中です!



ゼロサンソーラーライフ での、太陽光発電の長期保証&メンテナンス(発電量主義)モデルは、いろんな業界の方々に好評をいただいていて、日本全国を飛び回っています。
それであれば、太陽熱でも、もちろん、他の自然エネルギーでも、同じようにゼロサンモデルを使えるようにすれば、(太陽光発電が向いていないような地域も含めて)日本全国で、自然エネルギーの普及ができるよね!と力強く思っています。

昨日は、環境工学に詳しい会社の方々と、サステナジーのメンバーみんなで、どんなソリューションがあれば、一般の方々でも分かりやすく、気楽に自然エネルギーを利用できるようになるか議論しました。

例えば
■農家さんソリューション
・温室栽培のほうれん草やシイタケなど、冬の間も作れるような暖房の熱を、クリーンな自然エネルギーで供給
 →今の重油代を大きく削減、通年で収穫/出荷できるようになって嬉しい仕組み
・夏の間、冷房が必要なイチゴなども作れるよう、クリーンな自然エネルギーで、冷たい空気を作って供給
 →今まで産地ではなかった地域でも、野菜・果物が作れるようになって、CO2フットプリントの削減。その地域の人たちには、食べられなかった果物が食べられる嬉しい仕組み

■工場ソリューション
・お湯を大量に使う工場などに、熱の循環する仕組み&太陽熱などの仕組みを提供
 →40〜50℃で捨ててしまっている熱を再利用するので、実際に生み出す熱量を大きく削減
 &重油ボイラーなどのめんどくさいことを一気に解消

■家庭へのお湯暖房ソリューション
・お湯を各部屋に循環させて、キレイな空気・結露しない暖房を実現
 →太陽熱+お湯のタンク+部屋を暖めるラジエター で、海外のおうちのような快適な環境を提供

などなど。

今まで、太陽熱っていうと、=お風呂 というイメージだったのが、こんなソリューションをいろいろ考えると、実は、多くのエネルギーを代替できる、汎用的な技術だと言うことが分かってきます。

どのソリューションも、今すぐにも使える確立した技術の組み合わせですので、ぜひぜひ、興味がある方は ask@sustainergy.co.jp までご連絡ください。

2010年1月19日火曜日

2月13日太陽光発電シンポジウム@横浜

「太陽光発電の明日を考える」
というシンポジウムで、サステナジーとしてお話させていただく機会ができました。

神奈川県地球温暖化防止活動推進センター太陽光発電シンポジウム(表)
神奈川県地球温暖化防止活動推進センター太陽光発電シンポジウム(裏)
神奈川県の地球温暖化防止活動推進センターという、横浜駅のすぐ近くで無料ですので、お時間ありましたら、ぜひご参加いただければ幸いです。

当日は、基調講演では産業技術総合研究所で太陽光発電の故障等を研究されている加藤先生がお話されます。まだまだ日本では、故障やそのメンテナンスの方法など、アフターサポートの部分が遅れていますので、その中で加藤先生が研究されている内容は非常に重要で、直接、お話を聞ける機会も少ないので、まだ太陽光発電設置を検討されている方だけでなく、すでに太陽光発電所として稼働しているご家庭の方にも有益な情報かと思います。

事前登録制200名ですので、お早めにどうぞ!

2010年1月12日火曜日

今年はゼロサンソーラーライフで太陽熱!


サステナジーのモデルを説明すると、
「太陽熱はやらないんですか?」
と聞かれることが増えてきました。

いやいや、昨年も、光の村授産園の方と協力して、素晴らしい「太陽熱温泉」(園の先生が命名)もできましたし、サステナジーのメンバーのお家にも設置しようという計画があったりと、太陽光発電よりも、省スペースでCO2削減効果が大きい太陽熱利用は、大いに普及促進したいと思っていました。

でも、昨年はゼロサンソーラーライフとして、長期安心保証付き、実質ゼロ円太陽光発電を開発するので、一年が終わってしまいました。

そこで、今年は年初の目標として、ゼロサンソーラーライフ太陽熱版を、早くに開発し、サービス提供していこう!という話をして、具体的にメーカーさんと調整を始めています。

ポイントは、太陽光と同じく
「17年間、故障や水漏れ含めて、全部サステナジーがメンテナンスを引き受けます!」

もちろん、家計の負担が無い「実質ゼロ円」(今までの光熱費と変わりません)を実現する予定です。
プラス、サステナジーの得意の「環境価値」はバッチリとシステムで集計&認証し、グリーン熱証書として、企業や組織などでサポートいただける方にご提供し、ご家庭へのサポート費用として充当していきます。

早ければ、1,2月中にもスタートさせたいゼロサンソーラーライフ@太陽熱、ぜひご期待下さい。

2010年1月1日金曜日

2010年 あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
新しく始まる2010年も、よろしくお願いいたします。

2009年は社会も私たちにとっも、とても大きな変革点の年でした。
サステナジーを立ち上げ、とても多くの人たちとお合いして、一緒にいろ
いろ検討させていただき、9月にはゼロサンソーラーライフとし
て、長期保証付実質ゼロ円での太陽光発電&グリーン電力取扱サー
ビスを開始できました。
10月以降は、企業や業界団体の方や、行政の方々と、会社の社員や関係
者、地域の人たちと一緒に太陽光発電を普及していく「みんなで太陽光共
同プロジェクト」を進めさせていただきました。

(飯田市のおひさま進歩でも、新年から行政、地銀と協力したモデルが動
き始めています。)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20091229/CK2009122902000002.html

今年は、去年よりも、より多くの方々に、サステナブルなエネルギーをご
提供させていただけるよう、みんなで活動していきますので、ご期待くだ
さい。

よろしくお願いいたします。