2012年8月19日日曜日

夏のインターンシップが始まりました!


こんにちは、インターン生のつむらやです。
8月に入り、盛岡に住み込みでの夏のインターンシップが始まりました!

頻繁にブログを更新していこうと意気込んでいたのですが、気付いたらこんなに間が…笑


今回は,主にインターン中の仕事内容について書きたいと思います。

現在盛岡の事務所で進捗中のプロジェクトは、木質バイオマスを燃料として周辺地域に熱と電気を供給する「自立分散型地域づくりモデル事業」。
自治体関係者、林業関係者、各種メーカーなど多くの人が関与するプロジェクトであり、
インターン中も様々な立場の方からお話を聞く機会があります。
話しの内容は、事業を進める上での鍵に関する具体的な部分にまで及ぶこともあり、
その中で多くの新しい発見をさせてもらっています。


このプロジェクトに関することで、私にも課題が言い渡されました。
「新たに発電施設を設置する際にどのような法律の規制を受けるかを調べる」というものです。


インターン初日。
そこではじめに渡されたのは、法律関係の書類
ではなく、発電設備の図面。

まず、発電設備の仕組みを知らないことには何の法令が関与してくるのか調べようがないためです。

5分くらい図面とにらみ合っていましたが、専門用語と専門記号で埋め尽くされた図をさっぱり理解することができず。
先輩に聞いたり、ウェブで調べたりして、基本的な部分を理解するところから始まりました。

設備の概要を理解したところでようやく法令の調査に入ったのですが、ここでも新たなハードルが。
「言葉の定義」です。

法令を正しく解釈するためには、法令文書にのみ出てくる専門用語はもちろん、
普段耳にする言葉についても、定義をしっかりと調べる必要があります。

例えば、「ボイラー」。
なんとなく実物をイメージすることができますが、ここであいまいな理解のまま読み進めることは、誤った解釈をすることにつながるのです。

法令を読む上で、まず「ボイラー」には以下のような定義があることを知らなければなりません。

次の3つの要件に当てはまるもの
  1. 火気、高温ガス又は電気を熱源とするもの。
  2. 水又は熱媒を加熱して蒸気又は温水を作る装置であること。
  3. 蒸気又は温水を他に供給する装置であること。

さらに、法令の中では、その中で一定規模以上のものを「ボイラー」と呼ぶことになっていることを知る必要があります。

ここで「ボイラー」に分類されたものが関連する法令の規制対象になり、
技術者の雇用が義務づけられます。
技術者を雇うには多くのコストがかかるので、
誤った解釈は、事業の採算性の計算にも影響を及ぼすのです。

ということで、法令の調査と言いながら、実際には設備の仕組みと言葉の定義を調べることに多くの時間を費やしている状況です。

作業を続ける中で、集中力が切れることもあるので、
そんな時はうまいもんを食べたり、プールに泳ぎに行ったりしてリフレッシュ^^

次回は、盛岡寮の様子についても少し触れたいと思いまーす。