グリーン電力の需給・供給バランスの話のつづき
グリーン電力の供給量がなかなか増えない理由はいくつかあると考えられますが、一番は、国を挙げて推進している「太陽光発電」からの電力がノーカウント、つまりグリーン電力として認証されていないからと想定されます。
経済産業省の検討会でも、その点は憂慮しており、以下のような意見が出ています。
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(6)住宅用太陽光発電分野におけるグリーン電力証書の活用
家庭における再生可能エネルギーの普及策として重要性の高い住宅用太陽光発電分野においては、1件の設備容量が他電源に比べ相対的に小さいことから、設備認定やグリーン電力相当量の認証の手続コストが相対的に大きくなっている。その結果、住宅用太陽光発電によるグリーン電力証書は、他電源によるグリーン電力証書に比べ相対的に割高となり、現在住宅用太陽光発電によるグリーン電力証書は十分な活用が行われていない。しかしながら、今後普及が見込まれる住宅用太陽光発電分野におけるグリーン電力証書の活用を目的に、本分野に限り設備認定やグリーン電力相当量の認証の要件を緩和することは、制度全体に対する消費者等の信頼性の確保の観点から、適当ではない。
今後は、設備認定手続やグリーン電力相当量の認証手続を低コストで実現できる太陽光発電システムが求められている。また、太陽光発電システムの製造事業者、自治体、NPO等が中心となって、まとめて実施することにより効率的な設備認定やグリーン電力相当量の認証を可能とする仕組みを構築するとともに、グリーン電力証書を活用したビジネスモデルの構築を図ることが期待される。国もこのような取組を支援していくべきである
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http://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g80514b02j.pdf
サステナジーでは「S-Grid」として、この設備認定手続きを低コストで実現するシステムを構築しています。
できるだけ早いうちに、みなさんのご家庭のグリーン電力をカウントして、グリーン電力証書として活用できる仕組みを提供していきますよ〜
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