2009/4/20日経新聞に
「量産競争スピードが命 太陽電池」
という記事が掲載されていました。
それによると、2008年の太陽電池生産ランキングでは、日本のトップであるシャープが2位から4位に交代したとのこと。
生産シェアは、
1位 Qセルズ:独(8.2% -2.2%)
2位 ファーストソーラー:米(7.3% +1.8%)
3位 サンテックパワー:中(7.2% -1.6%)
4位 シャープ:日(6.8% -2.9%)
5位 モーテック:台(5.5% +5.5%)
6位 京セラ:日(4.2% -1.3%)
(他 60.8%)
(括弧内は シェアと増減比)
興味深いのは、増減比が大きいのは、米のファーストソーラーと、台湾のモーテックということです。また、シャープの減少比は-2.9%と他のメーカーと比べても、大きく減少しています。
この業界は、同じ原料(シリコン)を使っているというだけではなく、設備投資の規模勝負であることが、半導体業界と非常に良く似ています。ということは、インテルのように、一度、逃げてしまえば、技術開発にも投資ができ、さらに効率的な(CPUで言えば、高速な)製品を開発でき、さらに大規模な生産が可能になることが予想されます。
(詳しくは、こちら)
また、記事の囲みで書かれているように、「海外勢が日本市場に照準を合わせてきている」状況ですので、シャープ・京セラといった一企業レベルの対策ではなく、国として協力して進めていく必要があると思いますね。
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