2009年4月6日月曜日

本当の省エネと、単なる省コストの違い

自然(再生可能)エネルギーを利用する以前に、まずは、だだ漏れの今のエネルギー消費をコントロールすることが、とっても大切です。
そうではないと、栓が抜けているお風呂にお湯を張っているようなモノで、いくら太陽光だの風力だのと言っても、発電にコストだけが掛かってしまいます。

そこで、そんな方には、まずは「省エネ」をオススメしますが、その際に、気をつけてもらいたい点が、1点。
私たちの考える「省エネ」は、その通り、「エネルギーをセーブすること」であって、「エネルギーのコストを下げること」とはイコールではありません。

逆に言えば、「エネルギーのコストを下げること」だけを最終的なゴールにしてしまうと、例えば、灯油から電気に変えれば安くなる、とか、LPGを都市ガスに変えれば安くなる、で良いことになります。
でも、考えてみてください。今の電気は、結局、石油やガス、原子力から作られていて、コストを下げることだけでは、エネルギー自体をセーブしている訳ではなく、CO2も減っているのか?確認しなければ分かりません。

ということで、私たちが実施する省エネの場合は、「エネルギー自体をセーブすること」そして、それを生み出すのに必要な有限な資源(石油やガス・ウラン等)を減らしていくこと、結果としてCO2排出量を削減すること、を重要視します。

ぜひ、家庭で省エネをする際も、そんなことを気にしてみてください

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