2009年5月11日のニュースで、京セラがイオンと太陽光発電システムの販売で業務提携を行うと発表がありました。
普通に記事を読み流すと、「へ〜」とか「京セラも販売に力入れているな」という程度の反応かと思うのですが、現在の太陽光発電の市場からすると、これは非常に画期的な業務提携です。
例えば、イオンが車の販売をトヨタと業務提携する、と聞いたらどうでしょう?皆さん、すごい意外に思うのではないでしょうか?同じように、ヨーカ堂が家の販売をセキスイハウスと業務提携する、と聞いても、「イベントぐらい一緒にやるの?」と思うかも知れませんが、販売で提携とは、イメージしにくいですよね。
車も家も、メーカーが自分たちでディーラー等の販路を持っており、それを小売業にお願いすることは、販路の方向転換(=ディーラー等の役割が減る)につながる為、なかなか簡単では無いのです。同じ事が、車をインターネット上でオーダーするダイレクトの販路ができたときも問題になりました。(結局、いまでも一部のメーカーしかやっていないのでは?)
今回は、イオンはイオンクレジットサービス提供の専用ローンも契約可能、との事で、単純に販売店をモール内に設置する、という話だけではないようですが、「環境のために良いことを、お互いが積極的にやっていく(そのために、既存の仕組みを変えていく)」という姿勢は、非常に評価できると思います。
ちょっと、イオンに行った際には、ぜひ、京セラの太陽光発電システムを手にとって(!?)みてはどうでしょうか。
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