2009/5/15〜22まで第2回のヨーロッピアン・ソーラー・デイズが開催されています。(もちろんヨーロッパでですが・・・)
この開幕の挨拶(Web)では、欧州議会議長のHans-Gert Pöttering氏が
「この気候変動という危機的な状況の中で、自然を守り、平和を目指そう」
というメッセージを発しています。
英訳なので、自然・平和が正しく表現されているか分かりませんが、このpeaceという言葉は、環境の問題を考えるときに重要だと感じています。
「環境は儲かるの?」とか「それだけじゃ生きていけないでしょ?」とか、「現在の平和な状況」が永続するという前提で質問されることがあるのですが、気候変動やエネルギーの枯渇、エコシステム(生物多様性)の崩壊等を考えると、この「平和」が長くは続かないことが、容易に想定されます。
「再生可能(自然)エネルギーに変えていくことで、平和を守っていく」
という思いは、いままで、多くの戦争を繰り返してきたヨーロッパの国々にとっては、実感しやすい話なのだと思いますし、逆に、石炭・石油が使えるようになってから発展したアメリカや戦後の日本は、ちょっとストレートにつながらないのかもしれません。
(ヨーロッパは、ちょっと前にロシアがガスパイプラインを閉めて、危ない状態になっていますので、余計に実感があるでしょうね)
CO2排出量にとらわれず、本当に次の社会の平和を守っていくためには、環境を守っていかないといけない!といった意識が、日本国内でも、もっと広がっていくことが重要だと思います。
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