2009年9月15日火曜日

アジアの代替エネルギー市場の未来&新しい送電・配電システム


今日は、Asia Innovation Forum 2009でアジアの新しいエネルギー事情の分科会へ参加してきました。

太陽経済の山崎さん・アクセンチュアの西村さんがモデレーターとして登壇されており、これから日本としてアジアをどうやって引っ張っていくか?といったお話を、他のパネラーの方々と一緒にされていました。

その中でも、清水建設の傳田さんプレゼンは、なかなか興味深かったですね。
マイクログリッドやスマートグリッドの技術は、まだまだこれからかと思いきや、すでに清水建設では環境を整えて、太陽光+ガスタービン+バッテリーなどの組み合わせにより、品質的に問題のない電気を使えているとのこと。実際の計測データのグラフも発表されており、ここまで技術開発が進んでいれば、あとは実際に導入するところ(+コスト)だけが問題だということが分かりました。

もちろん、さらにそれを進化させたVPECの永田さんのECOネットワークの構想は、非常に魅力的です。1日分の電力をまかなうのに必要な太陽光発電の容量も、現状平均の3〜4kWと変わらず、バッテリーも4.5kWh程度で良い(他の日本のメーカーなどでは、7kW+8kWh程度が必要とされています)ので、コスト的にも今の電気代よりも安くなる可能性を秘めています。

まだまだ先だと思っている未来の社会が、実は確実に非常に速いスピードで近づいて来ているのかもしれません。

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