昭和シェルの太陽光発電パネル工場の増設も発表されましたが、富士経済によると、太陽光発電の市場は、2020年までに5倍に増加(2008年比)する予測とのレポートが出されています。
http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press/pdf/090827_09074.pdf
このレポートによると、2015年までに、早ければ2010〜2012年の間に、系統電力=現在の電力会社から買っている電気代 と太陽光による発電コストが、同じぐらいになるという予測です。
以前から、「グリッドパリティ(grid parity)」と言って、2015年頃には太陽光発電のコストが、系統電力より安くなる、という予測はあったのですが、今回の富士経済のレポートでは、いまの情勢を考慮すると、さらに数年早くなる可能性がある、という発表になっていて、太陽光発電の勢いがさらに強くなっていることが分かります。
確かに、今の時点でも経済産業省は11月から必ず余剰電力買い上げ価格の2倍化は行う、と発表(こちら)していますし、ちゃんと安く買ってメンテナンスを10年以上続ければ、このまま電気代を払い続けるよりも安くなることは計算されていますので、
「日本では2009年11月からグリッドパリティが実現した」(ただし補助付きで・・・)
と未来の歴史の教科書には書かれるのかもしれませんね。
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