2009年8月28日金曜日

モニター応募ありがとうございます

サステナジーの長期安心太陽光サービスへの応募が、この二週間で十件を越えました。告知している方々が非常に限られている中で、それだけ、太陽光発電とその安心サービスへの期待が強いことを実感し、また感謝しています。
今日、お家に伺わせていただいた方も、高い環境意識をお持ちでありつつも、なかなか正しい情報が入手できず、太陽光発電に踏み切れないご家族でした。
太陽光はメンテナンスフリーで無いことや、オール電化とは関係なくメリットはあることなど説明させていただき、ご家族も安心して設置をしていただけることになりました。

9月からは、一般の方々への募集も開始しますので、もう少々、お待ち下さい。

2009年8月25日火曜日

CELC代表の方とのお話


クリーンエネルギーライフクラブ(CELC)の代表の大野さんに、太陽光発電ユーザーの声を伺ってきました。
CELCさんは、この2009年7月に『広がる広がれ太陽光発電 設置してわかったこと 困ったこと』という本を出版されて、その中で、10年間の太陽光発電の実績結果を発表しています。
パワーコンディショナーのトラブルや、屋根のトラブルなどの事例と、その対処(コスト)など載っていますので、今後、太陽光発電を始める方だけでなく、既に設置・運転されている方も、必見の本です。


「メンテナンスフリーではなく、保守点検が必要です」と本の中でもある通り、ちゃんと発電を続けるためには、自動車の車検と同様に、維持管理するためのランニングコストが発生します。
ぜひ、先行事例を参考させていただきながら、より安心安全で無駄な出費をおさえた太陽光発電の利用をしていきましょう!

2009年8月14日金曜日

長期安心太陽光発電サービス モニター募集スタートします


いよいよ今日から、長期安心の太陽光発電サービスを開始します。

詳細は、サステナジーのサイトに掲載している資料を参考にしていただきたいと思いますが、ここでは、このサービスの背景を紹介します。

「太陽光発電を普及させていきたい」
という気持ちで、これまで私たちは活動を続けてきました。しかし、そこで見た太陽光発電は、地球環境のためでも、ユーザーのためでもなく、ただ単に商品として売られていく姿、もしくは、環境に対して非常に意識の高い人が、太陽光発電の良い部分だけを信じ、後から、設置時には聞いていなかった故障などで、多くの出費を強いられている姿でした。

どうしても一個人で情報収集をしても限界があります。また、太陽光発電の負の要素は、あまりインターネットにも情報が出ておらず、ブログなどの精度の低い情報に頼らざるを得ないのが現状です。

このような状況では、百万、二百万もするような高額な設備を購入することは難しいでしょうし、もし、不具合が出て、さらに数十万の出費が必要となったら、いよいよ
「太陽光発電なんて、しなければよかった!」
という気持ちになってしまうんじゃないか?と、とても心配になってしまいます。


そこで、私たちが目標にしたのは、
ちゃんと法定耐用年数(17年)の期間、発電をしっかり安全に続けて、メンテナンスまで含めたコストも「懐にいたくない」レベルにおさえられること!!
これをスタートに、そしてゴールとして、いろいろな方々と調整してきました。そして、今日、8月14日、サービスを開始することができました。

9月からの一般向けスタートを前に、モニターとしての参加を募集させていただきます。
また、もし資料に書いていない、読んでも分からない部分などありましたら、お気軽にHP上のフォームからお問い合わせください。→こちら

2009年8月13日木曜日

太陽光の「メンテナンスフリー」神話

再生可能エネルギーの中でも、太陽光発電は可動部がないので、機械的にメンテナンスフリー(Wiki)と思われていますが、可動部がない家電(例えばテレビやオーディオなど)でも故障するように、決して「壊れない家電」ではありません。

そんな故障に関して、分かりやすく説明してくれている記事が日経BPのサイトにあります。
太陽光 予期せぬトラブル

日本電気工業会(JEMA)の「保守・点検ガイドライン」でも、一般的には4年に1回以上、定期点検をするように定義しています。(実際は、もっと頻繁に、発電量(電圧・電流・電力)や、パネルの状態をチェックした方が、故障を早期に発見できます)

どうしても新しい製品なので、技術が安定するまでは故障をしない製品を作ることは難しいと思いますが、その分、情報をもっと社会で共有して、環境のために協力していきたいですね。

2009年8月12日水曜日

PVRessQ!の加藤先生にお話を伺ってきました


今日は、産業技術総合研究所(産総研)の加藤和彦先生に、太陽光発電システムの保守点検・メンテナンスの重要性を聞かせていただきに、筑波に行ってきました。

加藤先生は
「製品への補助よりもエネルギーへの補助を(kWよりもkWhを)」
を合い言葉とされています。
「ただ設置された容量を競うのではなく、ちゃんと発電された電気量として、日本での太陽光発電の普及を国際社会にアピールしていこう!!」という信念をお持ちで、まさに、サステナジーのコンセプトと同一の考え方で、日本の太陽光発電システムの故障を、こつこつと調査し、レポートをまとめている行動力には、ただ感服してしまいます。

 「メンテナンスフリー」と言われている太陽光発電ですが、
 しっかりと長期間にわたって発電するためには、
 ちゃんとしたメンテナンスが必要、ということを
 丁寧に説明していただき、我々も実例とデータを持って、
 再認識させていただきました。

 また、実際に、産総研で設置している太陽光発電システムで起きている障害の状況も見学させていただき、太陽光パネルも他の家電製品と変わらず、長期使っていれば、製品やロットごとの不具合がでてくるものだと言うことを、見て回りました。

■産総研の活動についてはこちら
http://www.aist.go.jp/aist_j/aistinfo/aist_today/vol08_08/special/p10.html

今後、実際にどんな障害・故障が太陽光発電システムに発生しているのか、われわれも情報発信&共有していきますので、これから設置しようと考えているご家庭&既に設置していて、どうも調子が悪いご家庭の皆様、ブログのチェックお願いします。

2009年8月5日水曜日

太陽光発電と南国の島国


日本あちこちを飛び回って、おひさまエネルギー普及のための仕組み作りを考えています。

そこで実感したのは、沖縄を初めとする南国の島々は、本当におひさまの力が強い!ということ。

あたりまえなのですが、東京で座学しかしていないと、沖縄や奄美諸島は、台風のために屋根が低いとか、水がとても貴重とか、当たり前のことしか学ばない(というか覚えていない自分が悪いのですが・・・)のです。
が、実際に訪れてみると、その強い太陽を生かして農業をやっている反面、水がとても貴重なので、ため池を作ったり、地下に水路を作ったり、これからは地下ダムなどを建設して、なんとか農業用水を溜めようとしている工夫があります。

それを見ていると、あのサンサンと降り注ぐ太陽を、「もっともっと活用できないか?」と思うのですが、現実は、太陽熱での給湯利用はそれなりにあるものの、まだまだ太陽光の発電への利用は、普及率が高いとは言えません。
その背景には、価格がまだ高いのとあわせて、太陽光発電が、「点」としての利用に限られて、地域全体で使うような「面」での利用にいたっていない状況があると思います。小学校の屋上に太陽光パネルを設置しているものの、その町内で活用している、というところは、まだまだ少数のようです。

せっかくの大きな校庭、広く長い防波堤、一瞬で車が沸騰してしまうような駐車場など、太陽を吸収する場所は山ほどある姿を見ていると、次の世代の社会がなんとなく目に浮かんで、楽しくなってきますね〜