サステナジー社では、来る3/29(月)にスマートグリッド・オフ会を開催します。
■日時:2010年3月29日(月) 19時〜
■場所:Ustream Sustainergy Channel →ここ
☆当日の会場は、会場の大きさの関係上、元アクセンチュアOBメンバー&ITmediaさんのスマートグリッド有志だけとさせていただきます。
が、当日のセッションは、UstreamでLive放送しますので、みなさん、ぜひ視聴してもらえると、とってもうれしいです。
■内容
今回は、GEさんのご協力も得て、今春にサステナジー社で提供する予定のスマートメーターによる太陽光発電マネージメントシステムのデモ(&計画発表)も、本邦初公開でやってしまいます。
「スマートグリッドって騒がれているけど、何?」
「スマートメーターって、どんな機能があるの?」
「太陽光発電とスマートメーター組み合わせると、面白いことできるの?」
などなど、ここだけでしか見れない・聞けない話を盛りだくさんでやりますので、お楽しみに!!
チャンネルは、Ustream Sustainergy Channelです
http://www.ustream.tv/channel/sustainergy
ライブ&録画もやりますので、ぜひぜひ、参加出来ない方もお楽しみ下さい。
2010年3月26日金曜日
2010年3月8日月曜日
太陽光の環境価値:国内クレジットとグリーン電力
サステナジーでは、太陽光発電システムを設置して、CO2の排出量削減に寄与した分を環境価値として認めてもらう活動を続けています。
現在、この仕組みには、経済産業省が所管する「国内クレジット制度」と、環境省が所管する「グリーン電力証書制度」の二つがあります。先に立ち上がった仕組みが、「グリーン電力証書制度」だったため、サステナジーでは、こちらの制度への対応をすすめ、現在では、サステナジーが太陽光発電システムを設置させていただいた家庭の方々すべてで、このグリーン電力証書を発行できるようにしています。
しかし、グリーン電力証書を発行するためには、「計量法で認められた測定器(=電力会社が使用するような電力計)」が必要となり、残念なことに、海外のメーカーが作っている最先端のスマートメーターは使用することが出来ません。また、この計量法に対応するために、電力計はJEMIC:日本電気計器検定所に数年に一度、検定に出さないといけません。(こちら) このため、電力計を設置しても、期限が切れて交換、さらに海外のようにソケット式で取り替えができないので、毎回、電気工事士による工事が入ってしまう、という、高コスト体制になってしまっています。代わりに、電力計は封印がされていますので、測定値を改ざんすることはできません。
そこで、企業(ミサワホームなど)が取り組み始めているのが、「国内クレジット制度」による環境価値を認証する仕組みです。自家消費量(自宅で消費した電力部分)を環境価値として認定する、という仕組みは同じで、こちらは企業が「バンドリング」という形で、家の方々が「生み出す」環境価値を取りまとめて、国内クレジット認証委員会にクレジットの認証をお願いする流れになります。
グリーン電力証書と違う点は、メリットとして、上記のような、計量法対応の電力計が必要無いため、初期のコスト負担が少ないので、みんなで始めやすい点。逆にデメリットとして、国内クレジットでは、CO2削減量に換算してしまうため、CERなどのCO2削減クレジットと同じ価格帯になってしまい、グリーン電力証書のように、電力量のまま流通するのに比べて、1/10の小売価格になってしまう点があります。
また、パワコンの発電量表示器を読み取って、自家消費量を認めていますので、海外製の計測表示精度の低いパワコンを使ったり、悪意を持ってパワコンのコンピューターをいじってしまうと、不正ができてしまうことが危惧されています。
一番良いことは、国内クレジットとグリーン電力証書の二つが、早く一つの制度に統合されることですが、なかなか省庁の壁が高いのか、統合されないのが現状です。
サステナジーとしては、国内クレジットの「甘い精度」とグリーン電力証書の「厳しすぎる精度」の間を取って、
「海外で認められている電力計/スマートメーターであれば、日本でも環境価値認証に使ってよい」
としてもらえるだけでも、環境証書だけでなく、今後のスマートグリッドのための投資につながっていくので良いと思っています。
(どちらの制度も、現時点ではシステムによる自動集計ではなく、人に頼って写真・報告をしてもらっているので、間で改ざんできてしまいます。早く、スマートメーターによる自動計測を義務化したほうが、ずっと精度が高くなるのですが。。。)
みなさん、どうお思いでしょうか?ご意見、ご感想、ぜひ、ブログに書き込みor comment@sustainergy.co.jp まで頂けると嬉しいです。
現在、この仕組みには、経済産業省が所管する「国内クレジット制度」と、環境省が所管する「グリーン電力証書制度」の二つがあります。先に立ち上がった仕組みが、「グリーン電力証書制度」だったため、サステナジーでは、こちらの制度への対応をすすめ、現在では、サステナジーが太陽光発電システムを設置させていただいた家庭の方々すべてで、このグリーン電力証書を発行できるようにしています。
しかし、グリーン電力証書を発行するためには、「計量法で認められた測定器(=電力会社が使用するような電力計)」が必要となり、残念なことに、海外のメーカーが作っている最先端のスマートメーターは使用することが出来ません。また、この計量法に対応するために、電力計はJEMIC:日本電気計器検定所に数年に一度、検定に出さないといけません。(こちら) このため、電力計を設置しても、期限が切れて交換、さらに海外のようにソケット式で取り替えができないので、毎回、電気工事士による工事が入ってしまう、という、高コスト体制になってしまっています。代わりに、電力計は封印がされていますので、測定値を改ざんすることはできません。
そこで、企業(ミサワホームなど)が取り組み始めているのが、「国内クレジット制度」による環境価値を認証する仕組みです。自家消費量(自宅で消費した電力部分)を環境価値として認定する、という仕組みは同じで、こちらは企業が「バンドリング」という形で、家の方々が「生み出す」環境価値を取りまとめて、国内クレジット認証委員会にクレジットの認証をお願いする流れになります。
グリーン電力証書と違う点は、メリットとして、上記のような、計量法対応の電力計が必要無いため、初期のコスト負担が少ないので、みんなで始めやすい点。逆にデメリットとして、国内クレジットでは、CO2削減量に換算してしまうため、CERなどのCO2削減クレジットと同じ価格帯になってしまい、グリーン電力証書のように、電力量のまま流通するのに比べて、1/10の小売価格になってしまう点があります。
また、パワコンの発電量表示器を読み取って、自家消費量を認めていますので、海外製の計測表示精度の低いパワコンを使ったり、悪意を持ってパワコンのコンピューターをいじってしまうと、不正ができてしまうことが危惧されています。
一番良いことは、国内クレジットとグリーン電力証書の二つが、早く一つの制度に統合されることですが、なかなか省庁の壁が高いのか、統合されないのが現状です。
サステナジーとしては、国内クレジットの「甘い精度」とグリーン電力証書の「厳しすぎる精度」の間を取って、
「海外で認められている電力計/スマートメーターであれば、日本でも環境価値認証に使ってよい」
としてもらえるだけでも、環境証書だけでなく、今後のスマートグリッドのための投資につながっていくので良いと思っています。
(どちらの制度も、現時点ではシステムによる自動集計ではなく、人に頼って写真・報告をしてもらっているので、間で改ざんできてしまいます。早く、スマートメーターによる自動計測を義務化したほうが、ずっと精度が高くなるのですが。。。)
みなさん、どうお思いでしょうか?ご意見、ご感想、ぜひ、ブログに書き込みor comment@sustainergy.co.jp まで頂けると嬉しいです。
2010年3月2日火曜日
飯田市に続き横浜市も「ゼロ円太陽光」開始?
2月26日の東京新聞の記事です。
「太陽光パネル リースへ準備 個人住宅に月1万8000円で10年」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100226/CK2010022602000074.html
いよいよ、日本の太陽光発電の先進都市、長野県飯田市だけではなく、都市圏・横浜でも「初期費用ゼロ円」モデルの検討が始まりました。
記事にもありますように、太陽光発電を続けていくためには、通常は「維持費」が発生します。これは、車の車検や修理・点検と同じようなイメージですね。毎日、普通に走っているんだけれど、時々変な音がしてきたり、加速が悪くなったり、最悪、途中で止まっちゃう、といったことが、太陽光でも、徐々に発電量が悪くなったり、最悪、ぴたっと発電がとまったりします。
このようなメンテナンス、車好きな人には楽しい作業ですが、普通にツールとして車を乗りたい人にとっては、めんどくさいなぁと思うのが普通かと思います。(自分も学生時代は車をいじるのが好きでしたが、社会人になってから、そうなっちゃいましたね)
そんなとき、やっぱり「レンタカー」や「自動車リース」って便利だと思うんですよね。
また、今は、リース期間満了したら、安く購入させてもらえる制度など整って、買い切りとリースとの境が少なくなってきています。
同じように、私たちも太陽光のリースは「気軽に太陽光発電を初めてもらう」ためにも、重要だと思っています。
このように、自治体や地域の事業者が協力して、環境のために歩み始めるっていうのは、すばらしいことだと思いますし、さらに、ここにITの要素を追加して、スマートメーターで運転状況をリアルモニターする仕組みなどが整っていけば、サービスレベルの向上にもつながっていきますよね。
私たちサステナジーでも、すでに毎月の運転状況チェックは開始していますが、さらにスマートメーター&スマートグリッドの実証を、この春から開始し、なるべく早い段階で、一般の方々にも初期費用の掛からない形で提供していきたいと思っています。ご期待下さい!
「太陽光パネル リースへ準備 個人住宅に月1万8000円で10年」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100226/CK2010022602000074.html
いよいよ、日本の太陽光発電の先進都市、長野県飯田市だけではなく、都市圏・横浜でも「初期費用ゼロ円」モデルの検討が始まりました。
記事にもありますように、太陽光発電を続けていくためには、通常は「維持費」が発生します。これは、車の車検や修理・点検と同じようなイメージですね。毎日、普通に走っているんだけれど、時々変な音がしてきたり、加速が悪くなったり、最悪、途中で止まっちゃう、といったことが、太陽光でも、徐々に発電量が悪くなったり、最悪、ぴたっと発電がとまったりします。
このようなメンテナンス、車好きな人には楽しい作業ですが、普通にツールとして車を乗りたい人にとっては、めんどくさいなぁと思うのが普通かと思います。(自分も学生時代は車をいじるのが好きでしたが、社会人になってから、そうなっちゃいましたね)
そんなとき、やっぱり「レンタカー」や「自動車リース」って便利だと思うんですよね。
また、今は、リース期間満了したら、安く購入させてもらえる制度など整って、買い切りとリースとの境が少なくなってきています。
同じように、私たちも太陽光のリースは「気軽に太陽光発電を初めてもらう」ためにも、重要だと思っています。
このように、自治体や地域の事業者が協力して、環境のために歩み始めるっていうのは、すばらしいことだと思いますし、さらに、ここにITの要素を追加して、スマートメーターで運転状況をリアルモニターする仕組みなどが整っていけば、サービスレベルの向上にもつながっていきますよね。
私たちサステナジーでも、すでに毎月の運転状況チェックは開始していますが、さらにスマートメーター&スマートグリッドの実証を、この春から開始し、なるべく早い段階で、一般の方々にも初期費用の掛からない形で提供していきたいと思っています。ご期待下さい!
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