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2010年12月25日土曜日

サステナジー視点で見る太陽光パネルの選び方

みなさんが考える“良い”太陽光パネルとはいったいどういうものでしょうか?
それぞれの条件によって、色々あるでしょうが、
私たちが考える“良い太陽光パネル”の条件は以下の3つです。

・安い
・小さくても発電量が多い
・長期保証

まず、購入するものですから“安い”に越したことはありません。
そもそも太陽光発電は、太陽光を電気に換えるものですが、このエネルギー変換効率が優れている訳ではありません。購入には平均すると、少なくともおおよそ車一台分の費用がかかり、そう簡単に購入を決意できるものではありません。
さらに、いざ購入しても元を取るには15年以上運用しなければなりません。高い上に元を取るための期間が長いため、購入にはそれなりの覚悟が必要になってきます。なるべく早い段階で投資を回収し、その後の売電のもうけを懐に納める(環境にも、家計にも良!)ために“安さ”はとても重要な要素になります。

次に重要だと考えているのは、“小さくても発電量が多い”パネルです。
すぐにピンとくる方はあまり多くいらっしゃらないのではないでしょうか?
現在の固定価格買取制度を最大限活用しようとすると、なるべく多く発電した方がお得になるのはご説明するまでもありません。ですから当然小さくてもたくさん発電するパネルの方がよりお得になります。
ただそれだけではないのです。

もうひとつの大事なポイント、それは、多くの日本の家屋の屋根が小さい(特に東京)ということです。屋根が小さいということは、パネルを設置できる面積が小さくなりますし、パネルの設置面積が少なければ、発電量も少なくなってしまいます。発電量が少ないと、設置したくても結局採算が合わないので導入できないというユーザーさんに多く出会いました。(特に首都圏に多いです。)
小さくてもしっかり発電するパネルであれば、投資を回収することができるので、より多くの家庭に無理なく太陽光発電システムを導入することが可能になります。
現在の固定価格買取制度を最大限活用するためにも、少ない面積で発電量をできるだけ多くし売電量を増やすことは、パネルの安さと合わせてとても重要な要素なのです。
サステナジーではバーチャル設計ルームを利用し、ユーザーさんにパネルの設置やどのくらいで元が取れるかをシミュレーションしていただいています。それを元に、ユーザーさんの要望や特殊な屋根にも対応できる方法を調べ、メーカーの方と協力して、ユーザーさんにとって最適な施工方法、 設置可能最大数を提案しています。

そして、“安い”“小さくても発電量が多い”以上に太陽光パネルで鍵を握るのが、
“長期保証”です。
みなさんは「10年で太陽光パネルの2割は壊れる」ことをご存知ですか?(参考:太陽光発電システムの不具合事例ファイル)
パネルの中でもシリコン部分のメンテナンスが特別必要ではありませんが、はんだ接合、パワコンなどは故障が起きやすい箇所です。日本のパネルメーカーの保証は、ほとんどどこでも10年です。つまり、せっかく安く買ったとしても、10年で保証が切れた後に故障が発見されると投資回収する以前に、修理などによる追加出費の可能性が出てきてしまいます。
その費用はすべてユーザーさんの自己負担です。

一方で海外製のパネル保証は25年と長期に渡っています。(システム保証はどちらも10年です。)投資回収が10数年以上かかる商品であることを考えると、この10年を越える保証期間の重要性にお気づきいただけると思います。
サステナジーでは、ユーザーさんにより長く安心して使っていただき、しっかりと元を取っていただくために、メーカー保証とは別に、独自で17年間の発電量保証をする03Solar Lifeというサービスを提供しています。毎月発電状況をチェックし、おかしいところがあればその都度メンテナンスします。もちろん追加費用は0円です。興味ある方はぜひご覧ください。(http://www.sustainergy.co.jp/Service_03SolarLife.html)

最後に、“安い” “小さくても発電量が多い” “長期保証”
これら3点をふまえた図をお見せしたいと思います。

これは、「安く」「小さくても発電量が多い」太陽光パネルを表したものです。
縦軸にW(ワット)単価(コストパフォーマンス)、横軸に1m2当たりの公称最大出力(発電能力)を示したもので、右下にあるパネルほど、安く、小さくてもたくさん発電できるパネルです。
赤で示したメーカーのうちアドバンテック、昭和シェルは20年、その他の出力保証は25年です。また、塗りつぶしたものは海外メーカーです。
この図で新たな太陽光パネルの見方ができるのではないかと思います。
私たちは、みなさんの環境貢献への気持ちに応え、長く、安心して使える太陽光発電システムを導入していただきたいと考えています。みなさんが納得できるパネルを買うことがベストですが、

・安い
・小さくても発電量が多い
・長期保証

サステナジーサステナジー視点で見た太陽光パネルの選び方をご参考にしていただけると幸いです。

2010年9月1日水曜日

自然エネルギーなう!をスタートしました


自然エネルギーを楽しく、おかしく、面白くしていくtwitter連動サービス
自然エネルギーなう!

http://r-ene.com/
をスタートしました。
仕組みは簡単、twitterで自然エネルギー系の話をつぶやくと、新着ツイートに反映されます。さらに、ジオタグをつけてつぶやくと、マップ上にマッピングされます!

・いままで、自然エネルギーをやり始めようにも、情報がない!!
(どこで、だれが小水力発電やっているの??って分かりにくかったですよね)
・自分が自然エネルギーをやり始めても、だれも誉めてくれない!!
(補助金を駆使して設置したり、許可なんとか取って発電しても地域の人しか知らない)
・日本中で自然エネルギーが普及しているっぽいが、実感がない!!
(みんな始めるんだけど、電力会社からのお知らせとしか、にらめっこしてない)

こんな問題を、なんとか解決したい!
それがサステナジー×かっぺのコラボレーションで、「自然エネルギーなう!」を始めたきっかけです。

これから、みんなに、どんどん自然エネルギーのことをつぶやいてもらって、日本中にtweetを落としていきたい!って思っています。また、参加登録してもらえれば、地域別×エネルギー別×組織形態別に、みなさんの組織・アカウントを表示することができますので、ぜひぜひ、ご連絡ください → <参加登録> r-ene@sustainergy.co.jp まで!!

2010年6月29日火曜日

見世工務店のブログに「エコラボ」紹介してもらいました

このブログに東北大学大学院 環境科学研究科の「エコラボ」ことエコハウスの紹介をしましたところ、なんと、広島県呉市の見世工務店さんがブログに掲載してくれました!
見世工務店さんのブログ こちら


あ、一点だけ、みなさんに。
こちらは、太陽熱システムです。暖房・冷房に使っています。


で、こちらが太陽光発電システム。

この直流電流で、そのまま蓄電池に貯めています。
今回は、陸屋根で風の影響を受けにくく、発電量もあまり差がない 5度だけ南に立てる架台を使っていますね。

直接、大学の先生に聞くのは、、、という方も、ぜひサステナジー経由で質問ください。
答えられる範囲でお答えしますし、分からなかったら、大学の先生方にお尋ねしておきます。

2010年6月24日木曜日

東北大学エコハウス(エコラボ)オープニングセレモニー

東北大学大学院 環境科学研究科で進めていたエコハウスがいよいよ完成し、そのオープニングセレモニーに参加してきました。



日本全国でエコハウスがブームではありますが、東北大学の環境科学研究科で考えているエコハウスは、微弱電流を蓄電し、直流のまま使っていく、という、新しいコンセプトを実証する場として作られています。

また、環境科学研究科の特徴として、文系・理系を組み合わせた総合的な研究科となっており、ただ単に新しい電気エネルギーの設備を導入するだけでなく、ライフスタイルそのものを見つめ直し、地域の木材を使った心地よい環境、新しい生活を提案していく場を考えています。ですので、もちろん、技術的に優れた部分での「快適性能」に加えて、心理的な「快適空間」が作られています。



現在の太陽光発電を入れればOK?初期投資が早くに回収できればよい?夜間電力はたくさん使っても安いからオススメ?といった、「本当にエコなんですか??」と聞きたくなるような状況に対して、東北大学として一石を投じたことは、非常に意義があると思います。



プロジェクトリーダーの田路先生の説明を録画していますので、ぜひご覧下さい。(遠いですが、、、)





技術の詳細は、そのうち、こちらでNewsLetterが更新されると思いますが、それまでは、日経BP TechOn記事でご確認ください。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100623/183702/



その他、全体的な写真は、こちらをどうぞ。

20100622_東北大学大学院環境科学研究科エコラボ・エコハウス

2010年4月10日土曜日

スマートシティ実現に向けて動いています

サステナジーでは、スマートシティ、つまりは、スマートグリッドが普及している地域づくりに向かって、活動を続けています。

現在進行中の国内スマートシティ計画としては、以下のプロジェクトが有名です。
・青森のプラチナシティ計画
・柏の葉キャンパスでのスマートシティプロジェクト
・京都府けいはんな学研都市でのナノ・グリッド実験
(何かしらのところでサステナジーは絡んでorウォッチしつつ動いています)

とはいえ、どうもスマートシティやスマートグリッドというと、予算や投資金額が数十〜千億円の話が聞こえてくるのですが、
そんな金額は必要無い
と考えています。
すでに高品質な電力網が整備されている日本では、欧米や中国・韓国など「電力網をスマートにしないと老朽化で停電しちゃう」とか、「スマートメーターを使わないと検針できないから請求ができない」なんていう必要はありません。
かわりに、すでに一段高い位置にいる日本が、それこそスマートシティにして、スマート&スピーディにできることは、
太陽光発電などの再生可能エネルギーを100%にしていく
ことです。
そして、
CO2大幅削減を実現して、国外に大きなお金が流れていくのを阻止する

これだ!!!と考えています。

この目標のためには、なにも数億も掛けず、今の太陽光発電への補助金継続にあわせれば、サステナジーも応援している電力融通型のスマートグリッドであれば、1軒あたり100万円も掛からない金額で、実現できると考えています。
(太陽光発電のシステムは、家庭の出費として、国のお金はこれ以上使わない想定です)
スマートグリッド 基礎と実践 :サステナジーの戦略
サステナジーでは、この春から、スマートメーターの設置を開始し、それとあわせ、発電量の予測と、電力融通量の計算のデータベースの整備を開始します。

無駄に四方八方、税金が使われてしまう前に、みんなで太陽光発電+スマートメーター設置を行って、ローコストなスマートシティを作っていきましょう!!

2010年2月13日土曜日

神奈川県「太陽光発電の明日を考えるシンポジウム」終了

神奈川県の地球温暖化防止活動推進センター主催の「太陽光発電の明日を考えるシンポジウム」でお話をさせていただきました。

基調講演は産総研の加藤先生。太陽光発電システムの保守・管理について研究されている先生です。時間が短かったため、実は面白い「太陽光の影と発電の関係」や、故障事例とその調査の仕方などはご説明できなかったため、「ぜひ第2回を開催してください」という主催者へのお願いとなりました。
第2部の各事業者からの説明は、見積工場の菱田さんの話から始まり、ラウルの江田さんの話まで、7分という限られた時間の中で、みなさんがそれぞれのスタンスでお話をされていました。

サステナジーの部分、ちょっとプレゼンのリモコンの機器が悪く、お聞き苦しい部分もありますが、YouTubeに載せましたので、ぜひ!(ピントがずっとずれていますね。すいません)
↓


第3部は、パネルディスカッション
こちらも編集できましたら、YouTubeに載せたいと思いますが、これから太陽光を設置される方々への考慮ポイントや、メーカーのサイトには掲載されていない情報を、会場の皆様と共有出来て、非常に良い時間でした。

これからも、このような太陽光発電で、持続可能な社会をつくっていくためのセミナーやシンポジウムに参加させてもらいながら、一人でも多くの方々とお話をできればと思っています。

本日、雪も降る天気の中、シンポジウムにお越し頂いた方々には、本当に感謝しております。
ありがとうございました。

2009年9月26日土曜日

GEも本気で動き出した!

日本ではまだまだ、参入が少ない太陽光発電の市場ですが、アメリカでは、いよいよ、あのGEも本気で太陽光に参入のようです。
http://news.cnet.com/8301-11128_3-10360611-54.html

記事によると、GEは自然エネルギーの市場で風力発電の次の柱になる事業にすると言うことで、規模も製品的にも、完全に市場のリーダーとなることを目指していますね。
ついこないだにも、日本のGEの方々から、スマートメーターのサンプルを見させていただいたのですが、予想を超える素晴らしい出来で、世界のレベルはもうここまでいっているのかとビックリしました。

日本の皆さんも、政権が変わったら、とか、首相がCO2削減を明言したら、とか、色々「始めない理由」をつけていましたが、グローバルでは、完全にスピード勝負は始まっていますよ!次の社会で売れるものを作れるよう、ぜひ、全力で走って行きましょう‼

2009年9月8日火曜日

2010年〜2012年には太陽光の発電が一番安くなる!

昭和シェルの太陽光発電パネル工場の増設も発表されましたが、富士経済によると、太陽光発電の市場は、2020年までに5倍に増加(2008年比)する予測とのレポートが出されています。

http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press/pdf/090827_09074.pdf

このレポートによると、2015年までに、早ければ2010〜2012年の間に、系統電力=現在の電力会社から買っている電気代 と太陽光による発電コストが、同じぐらいになるという予測です。
以前から、「グリッドパリティ(grid parity)」と言って、2015年頃には太陽光発電のコストが、系統電力より安くなる、という予測はあったのですが、今回の富士経済のレポートでは、いまの情勢を考慮すると、さらに数年早くなる可能性がある、という発表になっていて、太陽光発電の勢いがさらに強くなっていることが分かります。

確かに、今の時点でも経済産業省は11月から必ず余剰電力買い上げ価格の2倍化は行う、と発表(こちら)していますし、ちゃんと安く買ってメンテナンスを10年以上続ければ、このまま電気代を払い続けるよりも安くなることは計算されていますので、
「日本では2009年11月からグリッドパリティが実現した」(ただし補助付きで・・・)
と未来の歴史の教科書には書かれるのかもしれませんね。

2009年8月25日火曜日

CELC代表の方とのお話


クリーンエネルギーライフクラブ(CELC)の代表の大野さんに、太陽光発電ユーザーの声を伺ってきました。
CELCさんは、この2009年7月に『広がる広がれ太陽光発電 設置してわかったこと 困ったこと』という本を出版されて、その中で、10年間の太陽光発電の実績結果を発表しています。
パワーコンディショナーのトラブルや、屋根のトラブルなどの事例と、その対処(コスト)など載っていますので、今後、太陽光発電を始める方だけでなく、既に設置・運転されている方も、必見の本です。


「メンテナンスフリーではなく、保守点検が必要です」と本の中でもある通り、ちゃんと発電を続けるためには、自動車の車検と同様に、維持管理するためのランニングコストが発生します。
ぜひ、先行事例を参考させていただきながら、より安心安全で無駄な出費をおさえた太陽光発電の利用をしていきましょう!

2009年4月21日火曜日

量産競争スピードが命

2009/4/20日経新聞に
「量産競争スピードが命 太陽電池」
という記事が掲載されていました。

それによると、2008年の太陽電池生産ランキングでは、日本のトップであるシャープが2位から4位に交代したとのこと。
生産シェアは、
1位 Qセルズ:独(8.2% -2.2%)
2位 ファーストソーラー:米(7.3% +1.8%)
3位 サンテックパワー:中(7.2% -1.6%)
4位 シャープ:日(6.8% -2.9%)
5位 モーテック:台(5.5% +5.5%)
6位 京セラ:日(4.2% -1.3%)
(他 60.8%)
(括弧内は シェアと増減比)

興味深いのは、増減比が大きいのは、米のファーストソーラーと、台湾のモーテックということです。また、シャープの減少比は-2.9%と他のメーカーと比べても、大きく減少しています。

この業界は、同じ原料(シリコン)を使っているというだけではなく、設備投資の規模勝負であることが、半導体業界と非常に良く似ています。ということは、インテルのように、一度、逃げてしまえば、技術開発にも投資ができ、さらに効率的な(CPUで言えば、高速な)製品を開発でき、さらに大規模な生産が可能になることが予想されます。
(詳しくは、こちら)

また、記事の囲みで書かれているように、「海外勢が日本市場に照準を合わせてきている」状況ですので、シャープ・京セラといった一企業レベルの対策ではなく、国として協力して進めていく必要があると思いますね。